マルチメディアライブラリ「SDL 2.0」リリース、OpenGL ESやモバイル対応が加わる

 8月12日、グラフィックの描画や音声の再生といった機能を提供するマルチプラットフォーム対応のマルチメディアライブラリSDL(Simple DirectMedia Layer)の最新版「SDL 2.0」が公開された。OpenGL ESのサポート、AndroidとiOSのサポートなどの機能が導入されている。Unicode入力とIMEサポートも加わっている。

SGIがOpenGLのライセンスを変更 「フリーソフトウェア・コミュニティーへの大きな贈り物」

 9か月を経て、公然の秘密はついに承認へ――OpenGLコードはSGIが1999年にリリースしたAPIで、以来GNU/Linux上の3Dアクセラレーションを担ってきたが、そのライセンスはFree Software Foundation(FSF)にもOpen Source Initiativeにも認められていなかった。しかし、FSFとSGIの9か月にわたる交渉の結果、2008年9月19日、問題のSGI Free License BとGLX Public Licenseの改訂が発表された。これにより、問題は解消される。FSFは、このコードの寄与をコミュニティーに対する私企業の寄与として最大級のものと位置づけている。