標準化団体The Khronos Groupは3月3日(米国時間)、次世代のOpenGL標準名を「Vulkan API」と命名したことを発表した。
Khronos Groupが「OpenGL 4.5」をリリース
標準化団体The Khronos Groupは8月11日(米国時間)、グラフィックスライブラリ「OpenGL 4.5」の仕様を正式リリースした。合わせて次世代のOpenGLイニシアティブに向けた参加を呼びかけたほか、「SPIR 2.0」仮仕様も公開した。また、「DirectX」を開発する米MicrosoftのThe Khronos Groupヘの加入も明らかになった。
米Valve、Direct 3DからOpenGLへの変換レイヤー「ToGL」をオープンソースに
Windows/Mac/Linux向けゲームの開発やゲーム配信サービスSteamの運営を手がける米Valve Softwareが、Direct 3DからOpenGLへの変換レイヤー「ToGL」をオープンソースとして公開した。自社がLinuxにゲームをポーティングする際に開発した技術だという。
OpenGL 3.1 APIを実装した「Mesa 9.2」リリース
OpenGL互換APIを提供する「Mesa」の開発チームは8月27日、「Mesa 9.2」をリリースした。OpenGL 3.1 APIを実装した最新の開発版となる。
マルチメディアライブラリ「SDL 2.0」リリース、OpenGL ESやモバイル対応が加わる
8月12日、グラフィックの描画や音声の再生といった機能を提供するマルチプラットフォーム対応のマルチメディアライブラリSDL(Simple DirectMedia Layer)の最新版「SDL 2.0」が公開された。OpenGL ESのサポート、AndroidとiOSのサポートなどの機能が導入されている。Unicode入力とIMEサポートも加わっている。
「OpenGL 4.4」および「OpenCL 2.0」が発表される
標準化団体The Khronos Groupは7月22日(米国時間)、マルチプラットフォームに対応するグラフィックAPI「OpenGL 4.4」の仕様と、並列プログラミング仕様「OpenCL 2.0」の暫定仕様を発表した。共にプロジェクトのWebサイトで公開している。
「OpenGL 4.3」および「OpenGL ES 3.0」が発表される
標準化団体The Khronos Groupは8月6日(米国時間)、グラフィックAPI「OpenGL 4.3」および組み込み機器向けグラフィックAPI「OpenGL ES 3.0」(開発コード「Haiti」)を発表した。テクスチャフォーマットの共通化などが特徴となる。
OpenGL 4.1が登場、「Direct3D 11を超える機能」をうたう
業界団体のThe Khronos Groupは7月26日(米国時間)、ロイヤリティフリーの2D/3DグラフィックスAPI「OpenGL 4.1」を公開した。OpenCLおよびOpen GL ESとの統合などの強化が加わっている。
米Google、Webブラウザに向けてOpenGL互換環境を提供する3Dグラフィックエンジンを発表
米GoogleのChromeチームは3月18日、オープンソースプロジェクト「Almost Native Graphics Layer Engine(ANGLE)」を発表した。Windows向けの技術で、これを利用することでGoogle ChromeなどのWebブラウザから3Dレンダリング技術「WebGL」を利用しやすくなるという。
「DirectX 11」並みの機能を目指した「OpenGL 4.0」がリリース
2D/3Dグラフィックス標準化を推進する業界団体The Khronos Groupは3月11日(米国時間)、最新のグラフィックAPI「OpenGL 4.0」を公開した。性能などが強化されており、開発者はさまざまなOS上でGPU機能を活用できるという。
性能を強化した「OpenGL 3.2」が登場
3Dグラフィックス標準化を推進する団体The Khronos Groupは8月3日(米国時間)、2D/3DグラフィックAPIの最新版「OpenGL 3.2」を発表した。性能やビジュアル品質を強化し、「OpenCL」や「OpenGL ES」、Web上の3D標準「WebGL」など他の仕様との連携し、さまざまなアプリや端末でパワフルなグラフィックを実現していくという。
SGIがOpenGLのライセンスを変更 「フリーソフトウェア・コミュニティーへの大きな贈り物」
9か月を経て、公然の秘密はついに承認へ――OpenGLコードはSGIが1999年にリリースしたAPIで、以来GNU/Linux上の3Dアクセラレーションを担ってきたが、そのライセンスはFree Software Foundation(FSF)にもOpen Source Initiativeにも認められていなかった。しかし、FSFとSGIの9か月にわたる交渉の結果、2008年9月19日、問題のSGI Free License BとGLX Public Licenseの改訂が発表された。これにより、問題は解消される。FSFは、このコードの寄与をコミュニティーに対する私企業の寄与として最大級のものと位置づけている。