日立ソフト、機能拡大した集中型Javaコード診断ツールを発売

 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト、小野功社長)は12月20日、Java開発時のコーディングルール違反をプロジェクト全体で組織的にチェックできる集中型Javaコード診断ツール「anyWarp CodeDirector V4.1(anyWarp)」を07年1月4日に発売すると発表した。同社では、年間500ユーザーライセンスを目標に拡販する。

日本IBM、Eclipseの有償サポートなど開発環境を拡充

 日本IBMは2006年12月12日、オープンソースの開発環境「Eclipse」の有償サポート「Rational Elite Support for Eclipse」を発表した。6日から提供を開始している。開発環境製品のラインアップ拡充の一環で、このほかSOA(サービス指向アーキテクチャ)対応の開発ツール「IBM Rational Software Delivery Platform V7.0(SPD V7)」の出荷を12月23日から開始する。

エクセルソフト、大量データ読込・転送が可能なJavaサーバーコンポーネント

 エクセルソフト(渡辺光敏代表取締役)は、Infragisticsが開発したJavaサーバー用コンポーネント「NetAdvantage for JSF 2006 Volume 2」を発売した。価格は、年間サブスクリプションとソースコード込みで10万8570円、優先サポートが付属した「NetAdvantage for JSF 2006 Volume 2 with priority support」は17万6085円。

フリーJavaコミュニティで慎重な楽観論を持って受け止められたJavaのニュース

フリーJavaコミュニティは、米Sun MicrosystemsがGNU一般公有使用許諾のもとでSun Javaのコードを公開したというニュースに対し、肯定的ながら慎重な反応を示した。コミュニティのリーダーたちは、発表に協力する形でこのニュースに好意的な姿勢を示しているが、フリーJavaコミュニティの開発者たちは、ややためらいがちな反応を見せており、少なくとも一部のプロジェクトはJavaの独自の実装の開発を継続する可能性が高いと見られる。

ISID、Seasar2商用サポートサービスを拡張、バージョン固定サポートを導入

 電通国際情報サービス(ISID、本社:東京都港区)は2006年11月10日、オープンソースのJ2EEフレームワーク「Seasar2」の商用サポートサービスを拡張し、顧客が開発に使った特定バージョンをサポートする「バージョン固定サービス」を開始すると発表した。また、サポート対象に6モジュールを追加した。

Sun、NetBeansを後押しするパートナー・プログラムを拡充

 米Sun Microsystemsは10月30日、オープンソースのJava対応統合開発環境「NetBeans IDE」の最新バージョンとなるNetBeans IDE 5.5を正式に公開するとともに、同IDEのパートナー・プログラムを拡充すると発表した。新しいプログラムにより、Sunは「Eclipse」のように多くのパートナー企業から支持を得たいとしている。

Sun CEOのシュワルツ氏、オープンソース版Java SEのリリース時期に言及

 「次はJavaのコアをオープンソース化する」と表明していた米Sun Microsystemsが、大方の予想を上回るすばやい動きを見せた。10月25日、サンフランシスコで開催されている「Oracle OpenWorld」コンファレンスのステージに社長兼CEOのジョナサン・シュワルツ氏が登壇し、30〜60日以内に同社のJava SE(Standard Edition)をオープンソース化する予定だと発表した。

日立、Webアプリケーションプラットフォーム「Cosminexus」に「MyEclipse」を採用

 日立製作所は2006年9月28日、Webアプリケーションプラットフォーム「Cosminexus」(コズミネクサス)のJavaアプリケーション開発環境に、米Genuitecの「MyEclipse」を採用したと発表した。同開発環境を日本語化して組み込んだ最新版「uCosminexus Developer」を12月末から販売する。ライセンス価格は5万2500円から。

IBM、オープンソースのシステム管理構想「COSMOS」を共同提案へ

 米IBMは9月8日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の管理を主要目標の1つとしたオープンソース・ベースのシステム管理開発構想を複数のベンダーと共同でEclipse Foundationに提案することを明らかにした。これは、マサチューセッツ州ケンブリッジで開催された「EclipseWorld 2006」(9月6〜8日)の講演でIBMの幹部が語ったもの。

JavaScriptと.Netの開発支援プロジェクトが複数進行中

 現在、JavaScriptを使いやすくしたり、.Netプロジェクトを文書化したりすることを目的とした複数のプロジェクトが進行中だ。また、開発ツールの分野では、米国サン・マイクロシステムズが、C、C++、Fortranを使ったアプリケーション開発を支援する新ツールに関して開発者の意見を募っている。これによって、JavaScriptと.Net関連のアプリケーション開発者に新たな救いの手が差し伸べられることになりそうだ。

Javaのオープンソース化はどのように進められるのか──SunのCTOに聞く

 米Sun Microsystemsは先週、Javaプログラミング言語をオープンソース・コードとして提供することを目指す同社のプロジェクトの詳細を紹介するポータル・サイトを公開した。この発表後に、Computerworld米国版は、Sunのソフトウェア担当CTO(最高技術責任者)を務めるボブ・ブルーイン氏に、Java SE(Standard Edition)のソースコードをどのようにオープンソース・コミュニティに提供するかについて話を聞いた。