NTTデータイントラマート、自社開発フレームワークの基盤部分をオープンソース化

 NTTデータの子会社、NTTデータイントラマート(本社:東京都港区)は2006年10月25日、自社開発の統合フレームワーク製品「intra-martフレームワーク」の基盤部分をオープンソース化し、NPO法人のSeasarファウンデーションに寄贈すると発表した。

 intra-martは、同社が開発したWebシステム構築のためのフレームワーク製品群の総称で、アプリケーションサーバやJ2EEフレームワーク、ビジネスモジュール群などから構成される。日本独特の仕様に対応するのが特徴。

 オープンソース化するのはAjax連携機能を備えるサーバサイドJavaScriptエンジンとJ2EEフレームワークの基盤部分。これによって開発者は一貫したJavaScript言語で、クライアントサイドのAjaxコンポーネントからサーバサイドの業務ロジックまで記述可能となり、とくにAjaxを利用した業務アプリケーション構築の開発生産性を向上できるという。

 また、利用者や開発者の増加や、Seaserファウンデーションが開発するオープンソース強化なども見込めるという。NTTデータイントラマートはintra-mart製品にSeasar2を組み込んで販売する。

 Seasarファウンデーションでは、intra-martフレームワークの寄贈を受けて、傘下に開発コミュニティ「intra-mart Open Source Software Community」を設立、同日Webサイトをオープンした。【鴨沢 浅葱/Infostand】

NTTデータイントラマート
http://www.intra-mart.jp/

Seasarファウンデーション
http://www.seasarfoundation.org/

intra-mart Open Source Software Community
http://oss.intra-mart.org/