日立、Webアプリケーションプラットフォーム「Cosminexus」に「MyEclipse」を採用

 日立製作所は2006年9月28日、Webアプリケーションプラットフォーム「Cosminexus」(コズミネクサス)のJavaアプリケーション開発環境に、米Genuitecの「MyEclipse」を採用したと発表した。同開発環境を日本語化して組み込んだ最新版「uCosminexus Developer」を12月末から販売する。ライセンス価格は5万2500円から。

 MyEclipseは、オープンソースの統合ソフトウェア開発環境「Eclipse」をベースとするJ2EE開発環境。日立がGenuitecのOEM提供を受け、日本語化して操作性を改善した。

 日立によると、Eclipseはプラグインが豊富だが、開発者が自分で取捨選択しなければならず、組み合わせのノウハウが必要だったという。これに対し、MyEclipseは、推奨するプラグインやフレームワークをあらかじめ組み合わせてあり、生産性を向上できるとしている。

 MyEclipseは、このほかAJAXアプリケーション開発機能を搭載し、プログラムモジュールのドラッグ&ドロップでAJAXアプリ開発ができる。またJavaScriptのコードアシスト機能やデバッグ機能なども備える。

 「uCosminexus Developer」の稼働環境はWindows XP Professional x64 Edition、Windows Server 2003,Standard x64 Edition/Enterprise x64 Edition。「Cosminexus」ファミリー全体で2006年度220億円規模の売り上げを目標としている。【鴨沢 浅葱/Infostand】

日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/

Genuitec
http://www.genuitec.com/