富士通研究所がNASAのJavaプログラム検証ツールを拡張、数万行のWebアプリの自動検証に成功

 富士通研究所(本社:川崎市)と同社の米国法人は2010年1月12日、オープンソースのJavaプログラム検証ツール「Java PathFinder」を拡張し、文字列型データの自動検証に対応させる技術を開発したと発表した。従来の手作業のテストに比べて検証の網羅性を大幅に向上できるという。

ASETなど、Xen仮想サーバを利用したセキュア・プラットフォーム実証実験を開始

 超先端電子技術開発機構(ASET)、住商情報システム、NEC、富士通の4者は2009年9月28日、仮想サーバ環境で実業務アプリケーションの安心・安全な運用を検証するための実証実験を10月から行うと発表した。ASETが経済産業省から受託した研究「セキュア・プラットフォームプロジェクト」で開発した技術を実業務システムに適用する。

理研と富士通、国内最高性能97.94TFLOPSのPCクラスタ発表

 理化学研究所と富士通は2009年8月7日、汎用のコンピュータを並列につないでスーパーコンピュータとして利用するPCクラスタの新システム「RICC(RIKEN Integrated Cluster of Clusters)」を発表した。従来システムの「RSCC(RIKEN Super Combined Cluster)」の8.5倍に演算性能を向上させた。10月1日から運用を開始する。

JAXAの新スパコンが本格稼働、国内トップの実行性能110.6TFLOPSを達成

 富士通は2009年4月2日、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)から受注した新スーパーコンピュータの構築が終了し、4月1日から本格稼働を開始したと発表した。LINPACKベンチマークでは実行性能110.6TFLOPSを達成し、スパコンの世界ランキング「TOP500」(2008年11月現在)で国内1位、世界17位にあたる。

富士通とレッドハットが提携強化、基幹業務向けにRHELの長期サポートサービスを導入

 富士通と米レッドハットは2008年11月18日、ミッションクリティカル領域でのLinuxサポートサービスについて提携を強化したと発表した。従来よりサポート期間を拡大した基幹業務向けLinuxサポートを共同開発して、同日販売を開始した。順次グローバルに展開してゆく。

米サンと富士通共同開発の「SPARC64 VII」搭載エントリー向けサーバ

 米サン・マイクロシステムズと富士通は、最大4コアの「SPARC64 VII」プロセッサ1基とSolaris 10を搭載したエントリー向けサーバ「SPARC Enterprise M3000」を2008年10月27日販売開始した。価格を抑えながら、メインフレームレベルのRAS(Reliability、Availability、Serviceability)機能を備えるという。価格は210万円(税別)。

米Sunと富士通、クアッドコア「SPARC64 VII」搭載の「SPARC Enterprise」販売開始

 米Sun Microsystemsと富士通は、大規模・基幹システム向けサーバ「SPARC Enterprise」の新モデル「M」シリーズ4機種を2008年7月14日販売開始した。新しいクアッドコアプロセッサ「SPARC64 VII」を搭載し、商用アプリケーション稼動時の性能を最大80%向上させる一方で、1コア当たりの電力消費を44%減少した。

Fsolとアシスト、「業務データの見える化」を実現するBIツール

 富士通システムソリューションズ(Fsol、秦聖五社長)とアシスト(ビル・トッテン代表取締役)は6月11日、Fsolが販売するイージーオーダー型統合ERPソリューション「WebSERVE smartソリューション」と、アシストが提供するBIプラットフォーム「WebFOCUS」を連携した「WebSERVE smart BIオプション」を提供した。

富士通、サーバーや導入などをセットにした中堅企業向け会計パッケージ

 富士通は6月5日、中堅企業向け会計パッケージ「GLOVIA smart 会計」で、サーバーと導入サービス、運用フェーズでのシステムサポート・システム改善提案サービスのセットパッケージ「GLOVIA smart サービス 会計」を発売した。税別価格は500万円で、運用は月額15万円。今後3年間で3000社の導入を目指す。

富士通研究所、Webアプリをテストシナリオ不要で自動検証する技術を開発

 富士通研究所(本社:川崎市)と米国法人のFujitsu Laboratories of Americaは2008年4月4日、Javaで実装した実用規模のWebアプリケーションが、業務仕様通りに動作するか自動検証するための基礎技術を開発したと発表した。動作確認のための詳細手順を定めたテストシナリオとテストデータの作成が不要になるという。