米Sunと富士通、「UltraSPARC T2 Plus」デュアル構成の小型サーバ

 米Sun Microsystemsと富士通は2008年4月9日、新プロセッサ「UltraSPARC T2 Plus」を搭載した2CPUのサーバ新製品「SPARC Enterprise T5140/T5240」を発表した。「T5140」は1Uラックサイズ、「T5240」は2Uラックサイズのコンパクトな筐体で、価格(税別)はそれぞれ207万円から、248万4000円から。

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SPARC Enterprise T5140 SunSPARCEnterprise_T5240_thumb.jpg SPARC Enterprise T5240

 「SPARC Enterprise」サーバ・シリーズの新ラインアップ。「UltraSPARC T2 Plus」は「UltraSPARC T2」をマルチプロセッサ対応させた製品で、1CPUあたり最大64スレッド(8コアの場合)を実行可能。「T5140/T5240」では、計128スレッドまでのマルチスレッド環境を構築できる。

 Solaris 10の仮想化機能「Solaris Containers」「Logical Domains(LDoms)」と組み合わせて、柔軟性な仮想化ソリューションを提供。最適化コンパイラを含むソフトウェア「Sun Studio 12」などが利用できる。

 Sunと富士通は、それぞれ自社ブランドで「T5140/T5240」を販売。ワールドワイドで展開する。また、マルチスレッドおよび仮想化環境を活用した各種サービスを提供してゆく。両社は、2004年にSPARC/Solaris搭載サーバの共同開発で提携し、2007年から製品展開している。【鴨沢 浅葱/Infostand】

Sun Microsystems
http://www.sun.com/

富士通
http://jp.fujitsu.com/