デル、インテル、レッドハットの3社がLinuxサーバへの移行プログラムで協力

 デル、インテル、レッドハットの3社は2009年6月23日、SPARCベースのSolaris環境からIAプラットフォームへの企業システムの移行・普及を協力して促進すると発表した。Red Hat Enterprise Linux/デルサーバへの移行にフォーカスしており、同日、デルが移行プログラムの提供を開始した。

デルが初のミニノート「Inspiron Mini 9」発売、Ubuntu搭載モデルも用意

 デル(本社:川崎市)は2008年9月5日、同社として初のミニノートPC「Inspiron Mini 9」を発売した。インテルのAtomプロセッサを採用し、OSは、Windows XPのほかに、Dellカスタマイズ版のUbuntu 8.04モデルを用意した。国内でLinuxを採用したAtom搭載ミニノートは初めて。Ubuntu搭載モデルは9月下旬出荷の予定。

デル、家庭の2台目を狙う、無線LAN機能充実のノートブックPC、3機種

 デルは6月27日、コンシューマー向けノートPCの新ブランド「studio(スタジオ)」を立ち上げ、シリーズ3機種を7月1日から発売すると発表した。BTOに対応し、カラーバリエーションと無線LAN機能を充実させたのが特徴。直販サイト「デルオンラインショップ」や家電量販店で販売する。デルでは新ブランドで家庭の2台目PC需要開拓を狙う。

Linux対応のハードウェアをデバイスメーカに要求するPCベンダ

 ここ何年かでLinuxデスクトップの市場は、デバイスおよび周辺機器メーカにとって無視できないものになった。以前であれば、小さすぎて問題にならないと一蹴されていた市場だ。しかし、状況は変わった。先月、テキサス州オースティンで行われたLinux Foundationの会議で、大手PCベンダのASUSTek Computer、Dell、Hewlett-Packard、Lenovoは、チップセット、コンポーネント、周辺機器のOEM業者に対してLinuxに対応したハードウェアの提供を要求する、との意向を示した。

フリーとサポートとの狭間でオープンソースOSへの対応を進めるデル

昨年7月、デルはオープンソース利用を促進するため、インテルと野村総合研究所(NRI)と共同で、OSS検証センターを開設した。現在はこのセンターを中心にサポート対象外のフリーOSについても動作検証を進め、その情報をホームページなどで公開し始めている。コミュニティが作成するOSのフォローを始めた背景にはどのようなものがあるのか? またその成果は? 実際にその活動を行っている、デルの南部氏とインテルの矢嶋氏に伺った。

VMware、自社仮想化技術の統合でHPなど4社と提携

 米VMware(米EMC傘下)は2月26日(フランス時間)、仮想化ソフトウェア「VMware ESX 3i」のサーバーへの事前統合で、ハードウェアメーカー4社と提携したことを発表した。3月末以降、4社よりVMwareの仮想化技術を搭載したサーバーが提供される予定だ。これにより、仮想化ソフトウェアの採用を促し、シェアを確保する狙いだ。

デル、短期間で導入可能なアクセスログ監査ツール付きサーバー

 デル(ジム・メリット社長)と網屋(伊藤整一社長)は2月14日、セキュリティ管理ソリューションの提供について提携することを発表した。今回の提携により、網屋のサーバーアクセスログ監査ツール「ALogコンバータ」をデルの業界標準x86系サーバー「PowerEdge」にプリインストールした「PowerEdge + ALogコンバータ プリインストール・モデル」を同日より発売する。税別価格は185万円から。

FOSSにおける絶妙な中庸を目指して

 昨年、DellがUbuntuを搭載した一般向けのデスクトップおよびノートPCの提供を開始し、その他の大手コンピュータ会社に先鞭をつける形となった。これに伴い、DellはPC製品のパッケージに何を含めるべきかという点で議論が重ねられた。Dell製PCにUbuntu 7.10のカスタマイズ版とLinDVD(市販のLinux用DVD再生ソフトウェア)が含まれていることを取り上げた最近のiTWireの記事に対しては、法律面での疑問からDellの真意に至るまでのさまざまなコメントが生粋のFOSS支持者たちから寄せられた。明らかに、FOSSコミュニティはユーザを満足させようとしてさまざまな方向に引っ張られている。果たしてほどよい中庸というものは存在するのだろうか。つまり、FOSSコミュニティは純粋主義者と実用主義者の間を取り持ちながら、有用な成果物を提供し続けることができるのだろうか。

パソコン販売:Dellが1年半ぶり2ケタ増 改革成功

 調査会社の米Gartnerはこのほど、07年第4四半期の世界のパソコン出荷台数は前年同期比13.1%増の約7593万台(速報値)だったと発表した。米Dellの出荷台数が同17%増となり、1年半ぶりに2ケタ増を達成したのが目立った。インターネットと電話による直販だけでなく、店頭販売と両にらみの路線に転換したのが奏功した。

Dell:寄付金付きPC ボノの「(PRODUCT) RED」に協力

 米Dellと米Mirosoftは1月24日(米国時間)、エイズ対策への寄付金付きのパソコンとプリンターを、世界各国で販売すると発表した。ミュージシャンのボノさんの「(PRODUCT) RED」運動の一環で、売上金の一部がアフリカ諸国の予防・治療費用に充てられる。スイスのダボスで世界経済フォーラム総会が開かれ、アフリカ支援が討議されるのに合わせて発表された。