VMware、自社仮想化技術の統合でHPなど4社と提携
米VMware(米EMC傘下)は2月26日(フランス時間)、仮想化ソフトウェア「VMware ESX 3i」のサーバーへの事前統合で、ハードウェアメーカー4社と提携したことを発表した。3月末以降、4社よりVMwareの仮想化技術を搭載したサーバーが提供される予定だ。これにより、仮想化ソフトウェアの採用を促し、シェアを確保する狙いだ。
VMwareと提携したのは、米Hewlett-Packard(HP)、米Dell、米IBM、独Fujitsu Siemens Computersの4社。4社はそれぞれ、自社サーバー数機種にVMware ESX 3iを事前統合したモデルを提供する。たとえばHPでは「ProLiant」ライン、Dellは「PowerEdge」ラインとなる。
VMware ESX 3iは実行コード32MBという軽量さ、OSに依存しない点を特徴とする。また、セキュリティと信頼性にも優れるという。顧客は高速かつ容易にVMwareの仮想化技術を実装でき、さらには同社の仮想化ソフトウェアスイート「VMware Infrastructure 3(VI3)」にも簡単にアップグレードが可能という。
仮想化技術は、サーバー統合、コスト削減などのメリットから市場の受け入れが進んでいる。VMwareはこの市場で先駆者的存在だが、オープンソースの「Xen」などと競争している。
米VMware
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