米Dell、コミュニティの要望に応じAndroidタブレット「Streak」のコードを公開
米Dellは9月9日、一部の国で発売中のAndroidタブレット「Dell Streak」のカーネルソースコードを公開した。GPL違反との指摘と、コード公開を求めるコミュニティの要望を受けてのものとなる。
Dell Streakは米国、英国などで発売されているDellのAndroidタブレット端末。8月末、同端末向けにandroid-msm-2.6.32を構築しようとしていたというあるユーザーが、「DellはLinuxカーネルソースツリーにあるファイルを利用しているが、修正したコードをGPLの下で公開していない」と指摘した。Streakコミュニティはその後、陳述サイトPetition Spotに陳述を申し立て、署名を呼びかけていた。
Dellの担当者はその後、コミュニティの懸念事項をレビューし、必要な要件を満たすよう努力するという旨を報告していた。
9月9日に公開したソースコードには、Linuxカーネル、BluetoothスタックのBlueZなどを含み、Streak ROMのコンパイルに必要なものが公開されているという。
これを受け、Petition Spotの陳述は現在閉鎖されている。陳述には合計460人の署名が集まった模様だ。
米Dell
http://www.dell.com/
「Dell Streak」ソースコード
http://opensource.dell.com/releases/streak/1.12/