アイアクトとトライコーダ、Webアプリケーションのセキュリティ要件書を「CC」で公開

 Webサイト企画・制作などのアイアクト(本社:大阪市)と、セキュリティ教育のトライコーダ(本社:東京都新宿区)は2009年3月30日、Webアプリケーションの脆弱性を防ぐセキュリティ要件をまとめた仕様書「発注者のためのWebシステム/アプリケーションセキュリティ要件書」を無償公開した。

記録するということ

「:-)」を横から見て「人間の笑顔」、あるいは意味的に「(笑)」と読ませるのを、英語圏ではオリジナルの(タイポグラフィカル)スマイリー(Typographical Smiley)と呼ぶ。現在では膨大な種類に達した、いわゆる「顔文字」(emoticon)の元祖である。顔文字というと今では当たり前の存在で、それゆえその重要性が語られることもあまりないが、トーンや大きさで感情を表現できる声を使わずとも、文字だけで様々な感情やニュアンスを明示的に表現することが出来るようになったという点では、これは人類のコミュニケーションにおける革命なのである。まあ、そんなに大げさなものじゃあないですかね :-)

LPI-Japan、授業用教材「Linux標準教科書」の無償提供を開始

 特定非営利活動法人(NPO)エルピーアイジャパン(LPI-Japan)は2008年9月16日、Linuxを基礎から学習するための教材「Linux標準教科書(Ver1.0)」の無償提供を開始した。高校・大学・専門学校の教育、企業内研修などに向けたもので、Linuxを初めて勉強する学生や社員、また指導者・講師を対象としている。

MIAUのインターネットリテラシ読本

私が片足を突っ込んでいるMIAUの話である。先週は何というか、「七日間の不思議」と言うにふさわしい一週間であった。少なくとも私には、何でそういうことになるのかさっぱり分からなかった。自分が三谷幸喜の喜劇の登場人物になったような気がしたものである。一つはっきりしているのは、私が池田信夫氏と何か一緒に仕事をすることは、もう無いだろうということだけだ。以上何のことやらという方は、なぜかはてなブックマークホットエントリ八分(?)になっているらしい弊団体代表、津田大介のブログ記事をご覧いただきたい。幸か不幸か先週は割と暇だったので、不思議の現場の多くに実際に立ち会うことができた。「パーティー1日前にして途方に暮れるMIAU幹事たち」の一人は私である。いやあ、あの日渋谷まで戻ってきて皆で食べた火鍋の味はおそらく生涯忘れることはあるまいね。後で腹壊したし。

ニワンゴ、著作物二次利用ルール「ニコニ・コモンズ」運用開始

 ニワンゴ(本社:東京都中央区)は、著作物の二次利用ルール「ニコニ・コモンズ」の運用を2008年8月15日から開始した。クリエイターが権利の一部を開放、明示することで、他のクリエイターによる新たな創作活動を支援することを目指す。そのための著作物を管理するためのWebサイトも開設した。

クリエイティブ・コモンズの国際会議「iSummit2008」、札幌で開催

 オープンな情報共有のあり方について議論する国際会議「iCommons Summit(iSummit)2008」(iCommons主催、札幌市、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン共催)が2008年7月29日~8月1日の4日間、札幌市で開かれる。最先端のデジタルカルチャーについて多角的に検討するもので、アジアでの開催は初めて。

クリエイティブ・コモンズ、ライセンスの標準表現方式を推進

 もしCreative Commons(CC)にこの件に関する何らかの発言権があるとしたら、ライセンス記述のための機械可読な記法である「Creative Commons Rights Expression Language(ccREL)」はすぐにもWebにおける標準になるだろう。ccRELはCCがWorld Wide Web Consortium(W3)の協力を一部受けつつ数年前から開発を進めてきたものだ。その仕様はCCの4人のメンバーによって概説書にまとめられ、技術とパブリック・ドメインの関係を調査する欧州のサイトCommuniaで公開されている。CCはccRELのプレゼンテーションを計画する一方、ccRELの必要性を積極的に説いて回っている。CCの最高技術責任者Nathan Yerglerも、最近バンクーバーで行われたOpen Web Conferenceで、Linux.comを相手にその熱意を遺憾なく発揮してくれた。

フリーソフトウェア、ハリウッドへ行く

 米脚本家組合(WGA)のストが4ヶ月めに突入しようとするなか、その大きな問題の一つ――オンライン配給からの利益の分配――の解決を目指して制作と配給の新たな方法を模索する、新しいプロダクション会社がいくつか生まれている。そのような新会社の中に、Hollywood DisruptedやFounders Media Groupなどと並んで、Virtual Artistsがある。Virtual Artistsの目的は、フリーソフトウェア開発者とハリウッドの脚本家とを引き合わせて実験を行なうことだ。

liblicenseでライセンス意識を高めよう

 Creative Commons(CC)はライセンスを扱う団体だ。さまざまな必要に応じた創作物のための独自ライセンスを起草して提供し、ライセンス意識の向上に努め、CCライセンスを適用した作品の発表と検索を容易にするプロジェクトを進めてきた。そのCCが、今、デスクトップを日常的に利用する中でライセンスを啓蒙しようと動き出した。その武器はliblicenseだ。

アートワークとフリーソフトウェアのライセンス問題

 アイコン、効果音、背景画像、起動画面、ウィンドウマネージャのテーマなどのアートワークの作者なら、アートワークとフリーソフトウェアとを共存させることができる適切なライセンス選びに苦労していることだろう。CC(クリエイティブ・コモンズ)のライセンスとFSF(フリーソフトウェア財団)のライセンスにはどちらにもそれぞれの利点があるが、これらのライセンスはお互いに非互換だ。CCもFSFも状況をすっきりさせる方向で取り組みを始めているが、ここではそれが実現するまでに行なうことのできる、ライセンスの非互換性に対処する方法をいくつか紹介する。

FOSSコミュニティによく似た、学術分野における「オープンアクセス運動」

 FOSS(フリー/オープンソースソフトウェア)は、学術的な自由という理念と、何ものにも妨げられることのない情報交換という理念とに端を発するものであり、もともと学界からの影響を色濃く受けた考え方だが、この5年間に渡り逆にFOSSから学界に影響を与えているという。FOSSは今や、学界における「オープンアクセス運動」のモデルにもなっているのだという。オープンアクセス運動は、研究者に対しても一般大衆に対しても学術的な資料を制限なく閲覧可能にすることを促進することを目的とした運動だ。

クリエイティブ・コモンズ、過去の著作権譲渡契約の解除を手助けする支援ツールを公開

もしかしてあなたは1981年に不利な形で書籍出版の契約を結んでしまって、 いまだに激しい後悔の念に苛まれていたりはしないだろうか。 そんなあなたに朗報がある。 米国著作権法には意外な盲点があり、 Creative Commons (以下、組織/プロジェクトとしてのクリエイティブ・コモンズをCCと略記)のTTTの助けを借りて、 あなたの原稿の権利を奪回し利益を得ることができるかもしれない。 TTTはウェブベースのツールで、著作権譲渡契約を解除するために必要とされる法律の迷宮から 作品の作者が抜け出すのを手助けするために作られた。 CCは現在、TTTのベータテストを ccLabs サイトで行なっている。