米Microsoft、オープンソースのマイクロサービス構築フレームワーク「Dapr」を発表

 米Microsoftは10月16日、マイクロサービス構築フレームワーク「Dapr」を発表した。任意の言語やフレームワークを使って、クラウドとエッジで動くマイクロサービスベースのアプリケーションを容易に構築できるという。

 Daprはイベント駆動型のサーバーレスランタイム。移植性を特徴とし、さまざまな言語と開発フレームワークを使って分散型のアプリケーションを簡単に構築できる。スタンドアロンのバイナリを出力でき、Kubernetes上やマシン上、IoTデバイス上で動かすことができる。

 各コンピュートユニットにサイドカーコンテナ/プロセスを挿入し、このサイドカーがイベントトリガーとやりとりしてHTTPまたはgRPCプロトコルを経由してコンピュートユニットと通信する。HTTPまたはgRPCインターフェイス経由でステート管理、信頼性のあるメッセージング、トリガーなどを備えており、ステートレス、ステートフルのサービスを作成できるという。

 Daprのアルファ版(バージョン0.1)はプロジェクトのWebサイトより入手できる。

Dapr
https://dapr.io/