米Oracle、Javaでのマイクロサービス実装に向けたフレームワーク「Helidon」を発表
米Oracleは9月7日、Java向けのマイクロサービスフレームワーク「Project Helidon」をオープンソースプロジェクトとして発表した。Javaでのマイクロサービス作成に活用できる。
Helidonは軽量のJavaライブラリセットで、Nettyベースのコア上で動く。アプリケーションサーバーは不要。
Eclipse MicroProfileファミリーの一部で、MicroProfile 1.1を実装する。MicroProfileは、マイクロサービスベースのアーキテクチャ向けにJavaを最適化させることを目的に、様々なランタイムで利用できる移植性のあるマイクロサービスアプリケーションプラットフォームの定義を目指す。
JAX-RS、CDI、JSON-P/BなどのAPI、関数型プログラミングモデルを利用できる「Helidon Reactive WebServer」を備える。Helidon Reactive WebServerはNettyの上で動き、マイクロサービスの高速な土台になるとしている。
プロジェクト立ち上げの理由について、Java EEでのマイクロサービス構築を行なった知見としてマイクロサービス構築専用のフレームワークを最初から設計する方が良いと判断したとしている。今後、Oracle Cloudとの統合機能が加わる可能性があるという。
HelidonはMicroProfile 1.1をサポートしヘルスチェックと指標を備える「Helidon MP」と簡易版「Helidon SE」の2種類のエディションがある。バージョン0.9.1をプロジェクトのWebサイトより入手できる。
Helidon
https://helidon.io/