Apache Software Foundation、Huawei発のマイクロサービスフレームワーク「Apache ServiceComb」をTLPに昇格
Apache Software Foundationは10月24日(米国時間)、マイクロサービスフレームワーク「Apache ServiceComb」をトップレベルプロジェクト(TLP)に昇格させたことを発表した。
Apache ServiceCombはマイクロサービスを構築するためのフレームワーク。サービス管理のための機能を網羅しており、開発者はこれを利用してマイクロサービスを利用したアプリケーションを簡単に構築できるという。
元々は中国Huawei Technologiesが開発した技術で、2017年11月にASFにコードを寄贈した。JavaマイクロサービスSDKの「Java-Chassis」、EtcdベースのサービスディスカバリーとレジストレーションセンターのGolang実装「Service-Center」、分散トランザクション向けに一貫性を提供する「Saga」の3つのサブプロジェクトをもつ。
言語はJavaとGoをサポート、非同期カーネルによるVertXベースの同期・非同期プログラミングモデルが利用できる。サービスコントラクトではOpenAPIサポート、ロジックの部分を分離させたり、コードの自動生成ができる。Huaweiのクラウドをはじめ、複数の企業や団体が導入しているという。
8月に初の正式版となるバージョン1.0が公開されている。
Apache ServiceComb
https://servicecomb.incubator.apache.org/