SSDやioDriveの実力はいかほど？ 「さくらの専用サーバ エクスプレスG2シリーズ」を試す 3ページ

松島浩道
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ネットワーク構成を変更してみる

　さくらの専用サーバでは、各サーバーに「ローカル接続」と「グローバル接続」の2つの接続が用意されている。「ローカル接続」はさくらの専用サーバ内同士のみで通信できるローカルなネットワーク接続で、「グローバル接続」はインターネットに接続されているネットワーク接続だ。これらの接続状態はコントロールパネルで設定できる。デフォルトの状態ではローカル接続が「未接続」、グローバル接続が「共用ネットワーク」になっている（図12）。

図12 デフォルトの設定ではローカル接続が「未接続」、グローバル接続が「共用ネットワーク」になっている
図12 デフォルトの設定ではローカル接続が「未接続」、グローバル接続が「共用ネットワーク」になっている

ローカル接続を利用する

　ローカル接続を有効にするには、コントロールパネルで設定を変更したいサーバーを選択し、「インターネット」タブの「ローカル接続」内にある「接続する」ボタンをクリックする（図13）。

図13 設定を変更したいサーバーを選択し、画面下ペインの「インターネット」タブで「接続する」ボタンをクリックする
図13 設定を変更したいサーバーを選択し、画面下ペインの「インターネット」タブで「接続する」ボタンをクリックする

　注意事項が表示されるので確認して「次へ」をクリックし、「設定する」ボタンをクリックする（図14、15）。

図14 設定変更の際はまず注意事項が表示される
図14 設定変更の際はまず注意事項が表示される
図15 「ローカルネットワークに接続しますか？」というダイアログが表示されるので、「設定する」をクリックする
図15 「ローカルネットワークに接続しますか？」というダイアログが表示されるので、「設定する」をクリックする

　これで設定が変更され、しばらくするとコントロールパネル上の「ローカル接続」表示が「接続中」に変更される（図16）。

図16 コントロールパネル上の「ローカル接続」表示が「接続中」に変更される
図16 コントロールパネル上の「ローカル接続」表示が「接続中」に変更される

　以上が完了すると、サーバーの2つめのネットワークインターフェイス（eth1）に対しローカル接続が行われた状態となる。続けてOS側でネットワーク接続を有効にしてIPアドレスなどの設定を行うことでサーバー間での通信が行えるようになる。このとき、ローカル接続で使用されるネットワークのIPアドレスは任意に設定できる。

　たとえばCentOS 6系の場合、system-config-networkコマンドなどのネットワーク設定ツールや、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1 ファイルを編集するなどして設定を行い、ネットワークを再起動すればネットワークインターフェイスが有効になる。 

# /sbin/service network restart

　たとえば下記の例は、ローカルネットワークとして192.168.100.0/24というネットワークを使用し、ネットワークインターフェイスに192.168.100.20というIPアドレスを割り当てた場合の設定例だ。 

$ /sbin/ifconfig
eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr **:**:**:**:**:**
          inet addr:***.***.*.***  Bcast:***.***.*.***  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: ****:****:***:*:***:***:*:***/64 Scope:Global
          inet6 addr: ****::***:****:****:****/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:3691 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:831 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:256751 (250.7 KiB)  TX bytes:153719 (150.1 KiB)
          Interrupt:18 Memory:ef900000-ef920000

eth1      Link encap:Ethernet  HWaddr **:**:**:**:**:**
          inet addr:192.168.100.20  Bcast:192.168.100.255  Mask:255.255.255.0
          inet6 addr: fe80::***:****:****:****/64 Scope:Link
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:4 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:343 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:1000
          RX bytes:240 (240.0 b)  TX bytes:14838 (14.4 KiB)
          Interrupt:20 Memory:efb00000-efb20000

lo        Link encap:Local Loopback
          inet addr:127.0.0.1  Mask:255.0.0.0
          inet6 addr: ::1/128 Scope:Host
          UP LOOPBACK RUNNING  MTU:16436  Metric:1
          RX packets:2787 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:2787 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          collisions:0 txqueuelen:0
          RX bytes:913026 (891.6 KiB)  TX bytes:913026 (891.6 KiB)