Mozilla Labs、JavaScriptで実装されたWebブラウザ内で動作する3Dゲームエンジン「Gladius 0.1」を公開
Mozilla Labsは4月11日、Webブラウザ内で動作する3Dゲームエンジン「Gladius 0.1」をリリースした。3DのレンダリングにはWebGLを使用、2D物理演算エンジンなども備えている。
GladiusはMozilla Labsが2011年10月に発表したプロジェクトで、JavaScriptで作成されたオープンソースの3Dゲームエンジン。開発者はこれを利用してWebブラウザ内で動く3Dゲームを作成できる。Mozilla Labsはブラウザで3Dゲームを促進するプロジェクト「Paladin」を進めており、Gladiusはその一環として開発されている。モジュラー性、拡張性を設計理念に入れて開発を進めているという。
今回公開した0.1は初期プロトタイプとなる。エンティティ/コンポーネントフレームワーク、3Dエンジンの「CubicVR.js」を利用したWebGLグラフィックレンダリング、「Box2d.js」を土台とした2D物理演算エンジンなどが特徴となり、単体で利用可能な数学ライブラリも含む。この数学ライブラリについてはほかのプロジェクトでも単体で再利用可能な有用なものになっているとのこと。開発チームは0.1で、アセットローダーのAPIなどについてフィードバックを得たいとしている。
GladiusはGitHubのプロジェクトページより入手できる。ライセンスは独自のものだが、改変されたソースおよびバイナリの配布が許可されたMITライセンス相当のオープンソースライセンスとなっている。
Mozilla Labs
http://mozillalabs.com/