米GarageGamesがゲームエンジン「Torque 3D」をオープンソースに
ゲーム技術開発企業の米GarageGamesは9月11日(米国時間)、ゲームエンジン「Torque 3D」のソースコードをオープンソースで公開する計画を発表した。ライセンスはMIT Licenseで、数週間以内にソースコードを公開する予定という。
Torque 3Dは同社の主力ゲーム開発エンジンで、高品質のゲーム作成に必要なツールを備える。Windowsプラットフォームをサポートし、Webブラウザ上で動作するゲームの作成も可能。これまで「Fallen Empire: Legions」「Penny Arcade Adventures」などさまざまなゲーム開発に用いられている実績を持つ。現行版はバージョン1.2となり、これがテンプレートとともにオープンソースとして公開される。制限の緩いMIT Licenseを採用するため、オープンソースおよび商用開発に利用できる。また、Mac OS XやLinuxなど他プラットフォームへの対応、性能、バグ修正などについても開発が進むと期待を寄せている。
GarageGamesではオープンソースとして公開する背景について、オープンソース開発モデルへの支持とオープンソースゲーム技術全体のレベルを上げる狙いを説明している。同社ではすでに、開発者らが個人のプロジェクトに取り組む日を週に1日設けており、イノベーションを奨励しているという。また、オープンソース化によりサポートやトレーニング、カスタム実装などサービス分野での事業も強化していくという。すでにサービス専用のサイトを立ち上げており、今後さらに拡充する。
米GarageGames
http://www.garagegames.com/