Mozilla、HTML5を利用したメディアツールキット「Popcorn」を正式ローンチ
Mozillaは11月5日、HTML5メディアツールキット「Mozilla Popcorn.js 1.0」を公開した。動画とさまざまなWebコンテンツを連動させられるツールキットで、HTML5のvideoタグとJavaScript、CSSなどの技術を利用している。
Popcornは、Webと動画コンテンツを組み合わせたインタラクティブなコンテンツの作成を支援するプロジェクト。Mozillaのオープンビデオの取り組み「Web Made Movies」のプロジェクトとして発足した。動画製作者やジャーナリスト、クリエイティブなコンテンツクリエイターなどを対象とする。
Popcorn.jsはHTML5のvideoタグを用いてWebページ内に埋め込まれた動画にJavaScriptからアクセスしたり、逆に動画の再生に応じてイベントを発生させることができるフレームワーク。たとえば動画の再生中、特定のシーンでWebページ内にテキストや地図、画像などの関連情報を表示させたり、動画とともに設置したフォームでコメントを入力させ、そのコメントが動画のどの部分を再生中に投稿されたかを取得する、といったことが可能となる。プラグインによる拡張も可能で、TwitterやWikipedia、Flickr、Google Mapsなどと連携させるためのAPIも提供されている。
また、Popcorn.jsとプラグインを利用するためのオーサリング環境「Popcorn Maker」(アルファ版)も公開されている。Popcorn.jsとPopcorn MakerはPopcornのプロジェクトページより入手できる。
Mozilla
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