CSSフレームワーク「YAML 4」がリリース

 CSSフレームワーク「YAML」の開発チームは1月18日、最新版「YAML 4.0」を公開した。YAMLは複雑なWebサイト作成を支援するもので、グリッドやナビゲーション、フォーム、文字装飾といった機能を持つモジュールを提供する。Internet Explorer 6を含む主要Webブラウザに対応、HTML5やCSS3もサポートされる。

 YAMLはYet Another Multicolumn Layoutの略で、CSSレイアウト作成のためのモジュラー型HTML/XHTML/CSSフレームワーク。HTMLのテーブルを使うことなく、ツールやテンプレートを使ってマルチカラムやグリッドレイアウトを作成できる。対応ブラウザはGoogle ChromeおよびFirefox 3.6以上、Opera 10以上、Safari 4以上、Internet Explorer 6以上。ライセンスはCC BY 2.0となっている。

 YAML 4は、2010年にリリースされたバージョン3.3以来の最新版となる。グリッドモジュールでは、クロスブラウザ対応に加えてカスタマイズ機能が強化された。YAML 3.2で導入したフォームツールキットも強化され、関数型のスタイルやテーマスタイルシートを分割した。複雑なフォームを容易に作成できるだけでなく、フォームテーマを作成することで再利用できるという。

 また、変更点としてはサードパーティのCSSコードとの衝突を防ぐため、すべてのコア機能に「ym」ではじまる名前空間が付加された。ドキュメンテーションも刷新され、オフライン対応のHTMLファイルとして提供される。コピー&ペーストして利用できるコードスニペットも多数用意され、デモも増えている。

YAML
http://www.yaml.de/