JavaScriptやHTML5でデスクトップアプリケーションを開発するツール「Chromeless 0.2」リリース
Mozilla Labsは4月29日、JavaScriptなどのWeb技術を利用してデスクトップアプリを構築する実験プロジェクト「Chromeless 0.2」を公開した。Firefox 4と同じレンダリングエンジンを利用、最新のWeb技術を利用できるという。
Chromelessは、HTML、JavaScript、CSSといったWeb技術を用いたデスクトップアプリケーションを作成するためのツールを開発する実験的プロジェクト。
Chromeless 0.2では、先にMozillaが公開していたFirefox 4と同じレンダリングエンジンを採用、「WebM」「HTML5 Parser」などの最新技術が利用でき、マルチタッチ、WebGL、コンテンツのハードウェアアクセラレーション、JavaScript 1.8.5などにも対応する。
Chromelessで作成したアプリケーションは、Chromelessの「appify」コマンドを実行することでスタンドアロンのアプリケーションとして再配布できるようにパッケージングできる。アプリケーションメニューを作成できるメニューAPIも加わっている。
開発チームによると、今後は開発スコープを縮小してリリースをより頻繁に行っていくとしている。ChromelessのソースコードはgithubのChromelessページで公開されている。
Mozilla Labs
http://mozillalabs.com/
Chromelessのプロジェクトページ
http://mozillalabs.com/chromeless