米Microsoft、Webデータプロトコル「OData」検証ツールをオープンソースに

 米Microsoftが出資する非営利オープンソース団体The Outercurve Foundationは8月24日(米国時間)、最新のプロジェクト「OData Validation」を発表した。Webデータプロトコル「OData(Open Data Protocol)」の普及を図る狙い。

 OdataはMicrosoftが2009年に正式発表したAtomPubの拡張で、Webにあるデータのクエリや更新を行うことができる。Microsoft以外に、独SAP、米IBM、米Netflixなどが利用しているという。

 OData ValidationはMicrosoftが開発した技術で、開発者は作成したOData実装サービスが仕様に沿っているか、またODataクライアント側との相互運用性が実現されているかを確認できる。同プロジェクトは現在アルファリリース段階にあり、今後オープンソースで開発を進める。

 Outercurve Foundationには3種類のギャラリー(カテゴリ)があり、OData Validationはデータフォーマット、言語/ランライム、システムレイヤでの相互運用性に取り組むData, Language and System Interoperavlity(DLSI)ギャラリーの下に入る。同ギャラリーにはすでに、「Network Monitor Parsers」や「CoApp」、「Network Monitor Experts」の3つのプロジェクトがある。

The Outercurve Foundation
http://www.outercurve.org/