オープンソースのチケットシステム「OTRS 3.0」ベータ1がリリース

 オープンソースのチケットシステムを開発するOTRS.orgは8月2日、最新の「OTRS 3.0」ベータ1を公開した。デザインを一新し、透明性や効率を改善するという。

 OTRSはチケットシステムやヘルプデスク向けの機能を提供するソフトウェア。顧客やユーザーの電話や電子メールを管理できるほか、サポートや営業、課金機能などを持ち、企業内部などでも利用できる。

 最新ベータ版ではGUIが変更され、Ajaxなどを取り入れた動的なユーザーインターフェイスが採用された。複雑な情報をリアルタイムで動的に表示する「Ticket Zoom View」、チケットと項目の両方のレベルで実装された「Ticket and Article Indicator」を利用して最新のチケットや未読の項目などを一目で把握できるという。

 「Global Ticket Overview」ではカスタマイズ機能が強化された。全文検索も強化され、独立したアーカイブも作成可能となった。顧客向けのWebインターフェイスも改善したという。

 OTRSはGNU Affero General Public License(AGPL)の下で公開されており、OTRS.orgのWebサイトより入手できる。対応OSはLinuxやSolaris、AIX、FreeBSD、OpenBSD、Mac OS 10.x、Windows。

OTRS.org
http://otrs.org/