ヘルプデスクや顧客サポート向けのオープンなAPIを策定するNetworkedHelpDesk.org
デンマークZendeskは6月7日(米国時間)、さまざまなヘルプデスクや顧客サポートを接続するオープンな標準を策定するイニシアティブ、NetworkedHelpDesk.orgの立ち上げを発表した。ソリューション間のシームレスな連携を可能にし、顧客エクスペリエンスを改善するという。
現在、企業や組織は複数のパートナー、サプライヤーを持ち、プロジェクト管理、CRM、顧客サポートなど目的に応じたソリューションを持つ。これらのソリューションは独立して導入されており、データをやりとりできない。NetworkedHelpDesk.orgはソリューション間が通信するためのAPIを策定するもので、これを利用してソリューションの連携が可能になる。顧客の問題を協調的に効率よく解決し、結果として顧客満足度の改善を図れるという。
イニシアティブのWebサイトでは現在、チケット共有APIドキュメントを公開している。
設立メンバーとして、Zendesk、豪Atlassian、米New Relic、OTRS、米SugarCRM、米ServiceNowなど合計8社が名を連ねており、15社がNetworkedHelpDesk.orgのオープンAPIに賛同を寄せている。イニシアティブのメンバーは、チケットシステム、バグ追跡、CRMなどのソリューションを開発する開発者の参加を呼びかけている。
NetworkedHelpDesk.org
http://www.networkedhelpdesk.org/