JavaScriptフレームワーク「Qooxdoo 1.0」が登場

 オープンソースのJavaScriptフレームワーク「Qooxdoo」の開発チームは12月17日、「Qooxdoo 1.0」を発表した。約5年の開発期間を経ての正式版リリースとなり、包括性と事前検証を特徴とする。

 QooxdooはRIA(Rich Internet Application)開発のためのAjax GUIフレームワークで、プロジェクトは大手ホスティング企業の独1&1の支援を受けている。開発者は、CSS、HTML、DOMの知識なしにWebアプリケーションを開発できるという。対応WebブラウザはFirefox、Internet Explorer、Safari、Opera、Google Chrome。

 Qooxdooにはプラットフォームに依存しない開発ツールセット、GUIツールキット、高度なクライアント・サーバー通信レイヤが含まれており、ウィジェット、レイアウト管理、テーマ機能、キーボードナビゲーション、フォーカス、タブ管理、ドラッグ&ドロップなどの機能のほか、自動サイジングやストレッチなどのディメンション関連機能を利用して、ネイティブのデスクトップアプリケーションと遜色ないWebアプリケーションを構築できるという。RPCサーバー実装(Java、PHPPerlPython)もある。

 開発ツールは、コードのレビュー、JavaScriptコンパイルとリンク、コードの圧縮と最適化などの機能があり、アプリケーション開発から実装までをサポートする。ユニットテスト、GUIの自動テスト、APIリファレンス、クロスブラウザデバッグなどの機能もある。

 QooxqooはLGPLとEPLのデュアルライセンスを採用、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

Qooxdoo.org
http://qooxdoo.org/