英Canonical、Ubuntu 9.10の「Ubuntu Enterprise Cloud」機能でプライベートクラウド環境を構築、ドキュメントも公開
英Canonicalは3月11日、米Intel、米Eucalyptus Systemsの2社と協業し、Intelのプロセッサ上で自社クラウド技術「Ubuntu Enterprise Cloud(UEC)」を利用してクラウドを構築したことを報告した。概念を実証するホワイトペーパーをIntelのWebサイトで公開している。
UECはオープンソースのクラウド技術「Eucalyptus」をベースとし、自社ITインフラでクラウド(プライベートクラウド)を構築できる機能。2009年10月にリリースされた「Ubuntu 9.10」のServer Editionに含まれている。
Canonicalら3社は、Intelの「Intel Cloud Builder」プログラムの一部として、米オレゴン州にあるIntelの施設でUECの実装を行った。3社は「Intel Xeon」(Nehalem)上でXeonの仮想化関連機能を活用してUECを動かし、この記録を基に概念実証ホワイトペーパー(proof of concept whitepaper)を作成した。ホワイトペーパーには、Xeonプロセッサの機能を利用して迅速にクラウドを構築するためのコードやシナリオのサンプルもある。
ホワイトペーパーはIntelの専用Webサイトより無償でダウンロードできる(登録が必要)。
英Canonical
http://www.canonical.com/
Intel Cloud Builder
http://software.intel.com/en-us/articles/intel-cloud-builder/