英Canonical、Ubuntu/Lotusベースのデスクトップとサポートプログラムを発表
英Canonicalは1月18日(米国時間)、米IBMと提携して構築したLinuxデスクトップパッケージ「IBM Client for Smart Work(ICSW)」向けの専用サービスプログラムを発表した。企業や組織のデスクトップ環境をMicrosoftベースからLinuxへと移行するのを促進する。
ICSWは、CanonicalのLinuxディストリビューションであるUbuntuと、「Lotus Symphony」をはじめ、「Lotus Notes/iNotes」、「Lotus Sametime」などの米IBMのオフィススイートで構成されるデスクトップパッケージ。典型的なMicrosoft環境を置き換える技術をすべて揃えたほか、クラウドサービス「Lotus Live」へのアクセスも含まれる。Windowsベースと比較して、最大50%のコストを削減できるという。
Canonicalは包括的な専用サポートサービスを提供することで、移行を促進する狙いだ。
料金は、「Ubuntu 8.04 LTS Desktop Edition」とLotus Symphonyのコアソリューション利用で1ユーザー月額5.5ドルから(1000ユーザーの場合)。オプションで、仮想デスクトップ、リカバリなどのサービスも提供する。サポートのない無料版はCanonicalのWebサイトよりダウンロードできる。
英Canonical
http://www.ubuntu.com/
米IBM
http://www.ibm.com/