英Canonica、Ubuntu 10.04 LTS向けに独自の認定制度を提供

 英Canonicalは4月22日(英国時間)、4月29日よりリリースされるUbuntu 10.04 LTSについて、独自の認定制度を提供することを発表した。Ubuntu認定制度はこれまでLinux Professional Institute(LPI)が提供してきたが、純粋なUbuntuの知識を問う認定制度が必要と判断した。

 CanonicalはUbuntu認定制度でLPIと提携し、LPIが4年前より「Ubuntu Certified Professional」(Ubuntu認定プロフェッショナル資格)として提供してきた。LPIの認定制度では、一般的なLinux技術者認定試験であるLPICレベル1(101試験と102試験)とUbuntu 199試験に合格する必要がある。受講者の中から、Ubuntuのみの知識を問う認定制度の需要が上がっていたという。

 Ubuntu 10.04 LTSでは、完全にUbuntuに特化した認定制度として、Canonicalが独自にUbuntu Certified Professionalを提供する。最新の認定制度は、オフィス環境でUbuntuを実装するシステム管理者向けとしている。Canonicalでは、Ubuntu 10.04 LTSの利用を加速することも狙う。

 コースは5日間の教室での授業、またはeラーニング(自己学習)の形で提供される。試験は、Ubuntu Training Partnerの施設にて行われ、所要時間は60〜90分。受講者はLinuxの経験は要求されないが、IT/システム管理の経験は必須という。

 Ubuntu 10.04 LTSは4月29日公開を予定しており、コースは5月に開始する。価格は未定だが、300〜350ドルを予定しているという。

英Canonical
http://www.ubuntu.com/