米Google、「Native Client」に対応する「Google Chrome」開発者向け最新版

 米Googleは10月2日(米国時間)、自社Webブラウザ「Google Chrome」の開発者版(Dev channel)最新版「Chrome 4.0.220.1」を公開した。Webアプリケーション内でx86ネイティブコードを動かす「Native Client」に対応、拡張機能も改善している。

 Native Clientは、x86ネイティブコードをWebブラウザ内で動かすためのオープンソース技術。Googleが2008年12月に開始したプロジェクトで、Google Codeで公開されている。サンドボックスを用いることで安全性を維持しつつ、動的なWebアプリケーションを開発できるという。これまではFirefoxのプラグインという形でのみ利用できた。

 Native Clientへの対応は現在Windows版のみで、デフォルトでは無効と限定的なものになっている。

 最新版ではこのほか、9月に導入した拡張機能やAPIも改善している。拡張機能では、「wrench」メニューから拡張機能を管理するマネージャにアクセスして、拡張の無効化、アンインストールなどを行えるようになった。

 Googleでは、4.0.220.1は開発者版であり、実際の運用環境では利用しないようアドバイスしている。

米Google
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