高速化とHTML5対応、「Google Chrome 3」安定版が登場

 米Googleは9月15日(米国時間)、オープンソースWebブラウザの最新の安定版「Google Chrome 3」を公開した。速度、デザインで強化が図ったほか、HTML5対応も特徴となる。

 Googleは、開発者、ベータ、安定版の3つのチャンネルでChromeを配信しており、今回リリースしたChrome 3は安定版の最新バージョンとなる。Chromeを発表して1年が経過しており、この間開発者向けとして51回、ベータ向けとして21回、安定版は15回のリリースを行ったとGoogleは報告している。

 Chromeの特徴である速度では、JavaScriptの性能を強化し、最初のベータ版と比べると150%高速に、安定版の前バージョンと比べると25%改善したという。

 新規タブページのデザインを一新、さらに使いやすくなった。クリック&ドロップでサムネールを移動させてのカスタマイズも可能、このほか、特定のサムネイルを固定して表示する、ページの一部を隠す、などの機能も加わっている。

 HTML5対応では、<video>タグサポートによりWebページに画像の感覚で動画を組み込め、プラグインなしで動画再生できる。また、検索・アドレスバー「Omnibox」、ベータでは提供されていたテーマ機能も導入されている。

 Chrome 3はWindows Vista/XP SP2に対応、GoogleのWebサイトよりダウンロードできる。

米Google
http://www.google.com/

Google Chrome
http://google.co.jp/chrome