米Microsoft、PHP開発者向けの.NETツールキットを発表

 米Microsoftは8月21日(米国時間)、PHP開発者向けのツールキットプロジェクト「PHP Toolkit for ADO.NET Data Services」を発表した。REST技術を利用してPHPと.NETをリンクするという。

 PHP Toolkit for ADO.NET Data Servicesは、Microsoftの相互運用性担当チームが開始したプトジェクト。Microsoft出資の下、Persistent Systemsが開発した技術を土台とする。

 同ツールにより、HTTPによるMicrosoftの「ADO.NET Data Services」とPHPアプリケーションとのやりとりが可能となる。設計時にADO.NET Data ServiceのメタデータをベースにPHPプロキシークラスが生成され、これとツールキットライブラリが通信を管理する。これによりPHP開発者は.NETライブラリと同様の機能が利用でき、ADO.NET Data Servicesで作成されたデータサービスにアクセスできるという。

 ADO.NET Data Servicesは「.NET Framework」に加わったデータサービスのための機能セットで、「Visual Studio 2008 SP1」以降でサポートされている。次期版「Visual Studio 2010」でも対応が決まっている。

 PHP Toolkit for ADO.NET Data Servicesは、Microsoftのオープンソースコミュニティ、Code Plexで、BSD Licenseの下で公開されている。

米Microsoft
http://www.microsoft.com/

Code Plex「PHP Toolkit for ADO .NET Data Services」プロジェクトサイト
http://phpdataservices.codeplex.com/