Zend、PHP 5.3に対応した「Zend Framework 1.9」「Zend Studio 7.0」を発表

 イスラエルZend Technologiesは7月29日(米国時間)、PHPアプリケーション開発フレームワークの最新版「Zend Framework 1.9」、およびPHP統合開発環境(IDE)の「Zend Studio 7.0」を発表した。

 Zend Frameworkは、オープンソースのPHPアプリケーション開発フレームワークプロジェクト。最新版はPHP 5.2とPHP 5.3をサポート、PHP言語の最新機能を利用できる。MVCレイヤでのRESTful Webサービスにおける自動ルーティング/検出を改善したほか、非同期処理のメッセージキュー、LDAP(「Microsoft Active Directory」「Novell eDeirectory」)、RSSとAtomフィード用の共通API、DBUnitのサポートなど、新機能を盛り込んだ。

 最新版は7月31日に公開する予定だ。

 Studioは、Eclipseプロジェクトである「Eclipse PHP Developement Tools 2.1」を土台としたIDE。PHP 5.3をサポート、最新のシンタックスハイライト機能により、コーディングを簡素化しメンテナンスを容易にできるという。Zend Framework、およびZendのWebアプリケーションサーバー「Zend Server」との統合を強化した。ポイントしてクリックするだけでZend Frameworkアプリケーションを作成でき、Zend Serverとの統合によりアプリケーションの信頼性、安全性、パフォーマンスを最大化できるという。

 Zend Studioは同日提供を開始した。サブスクリプション価格は1年399ドル~となっている。

イスラエルZend Technologies
http://www.zend.com/