FSF、学生向けキャンペーン「GNU Generation」

 フリー/オープンソースソフトウェアを支援する非営利団体Free Software Foundationが、中高校生向けのキャンペーンプログラム「GNU Generation」を展開している。フリー/オープンソースソフトウェア活動への参加を呼びかけるもので、貢献が認められた学生にはネットブックが授与されるという。

 GNU Generationを担当しているのは、今年の夏、FSFでインターンをしているMax Shinn氏。Shinn氏は米Googleの学生向けコンテスト「Google Highly Open Participation Contest」に参加したことから、GoogleのOpen SourceブログでGNU Generationについて紹介している。

 GNU Generationは、フリーソフトウェアに興味・関心がある13歳~18歳の学生を対象としたキャンペーン。専用Wikiでアカウントを取得し、自分が参加したいプロジェクトを選ぶ。対象プロジェクトは「GNU libextractor」や「GNU Zile」、「QtParted」、「PShellAdmin」などプログラミング知識を必要とする技術プロジェクトや、「Move Torun on free software!」、「Promote Free Software in Kosova」など、認知・普及を目的とした非技術プロジェクトの約17種類。参加したいプロジェクトがない場合は、自分で新しいプロジェクトを作ることもできるという。

 毎月末に「今月の貢献者」を1名選出、選ばれた学生にはTシャツを授与する。年末には最も貢献したと認められた学生を1名選び、GNU/Linuxベースのネットブックを贈呈するという。

Free Software Foundation
http://www.fsf.org/

GNU Generation
http://groups.fsf.org/wiki/Group:GNU_Generation