FSF、フリーソフトウェア活動を体験できるインターンシップを募集
フリーソフトウェアを推進する非営利団体、Free Software Foundation(FSF)は5月7日(米国時間)、フリーソフトウェア活動インターンシッププログラムを発表した。キャンペーンやコミュニティ向け活動、ライセンスに関連した作業、GNUプロジェクトのサポートなど、FSFの中核作業を体験できる機会を学生に提供するという。
FSFが体系的なインターンシッププログラムの下で学生を公募するのは、これが初となる。期間は12週間で、フリーソフトウェア関連のキャンペーンやコミュニティ向け活動、フリーソフトウェアライセンス、システム・ネットワーク管理、GNUプロジェクトサポートなど、FSFの中核となる活動をFSFスタッフの指導の下で体験できる。インターンなので報酬は無償だが、外部から基金を得るのに必要な文書を提供する。
募集人数は公開していないが、FSFの本部がある米ボストン州でフルタイムで働ける人を優先するとしている。このほか、オープンなマインドを持ち、他者に寛容であること、チーム作業ができること、コンピューティングの倫理的問題に関心があること、を条件に挙げている。
同インターンプログラムは、夏(2009年6月15日~8月28日)、秋(同8月31日から12月4日)、春(2010年2月1日~4月30日)の3回が予定されており、それぞれ申し込み期限が異なる。夏の部の申し込み期限は5月25日までで、希望者は、応募理由書、履歴書、2名以上の推薦状を揃え、専用の電子メールアドレスに送る。詳細な情報は、FSFのWebサイトに記載されている。
Free Software Foundation(FSF)
http://www.fsf.org