米政府にオープンソースの利用を促す業界団体「Open Source for America」が発足
7月22日(米国時間)、米Red HatやLinux Foundationなど70以上の企業や団体が集まり、業界団体Open Source for Americaの結成を発表した。米連邦政府に対しオープンソースソフトウェアの利用を促進させるための活動を行うとしている。
Open Source for Americaは米政府に対し、オープンソースプロジェクトと技術に関する理解を促し、参加を呼びかけることを目的とする。同団体のWebサイトによると、1)米国政府のポリシーとプラクティスを変更し、政府がオープンソースソフトを利用しメリットを享受できるようにする、2)コミュニティが連邦政府の技術要求を満たすよう支援する、3)執行や法務に携わる連邦政府幹部に対し、オープンソースソフトの価値と重要性の認知啓蒙を促進する、の3つをミッションに掲げている。
設立メンバーには、Red Hat、米Google、米Novellなどの企業、Debian、Electornic Frontier Foundationなどの団体やコミュニティ、大学、個人など70以上の名前がある。アドバイザリボードには、米O’Reilly PublishingのTim O’Reilly氏、米Sun MicrosystemsのSimon Phips氏、GPL v3の作者Eben Moglen氏、Linux FoundationのJim Zemlin氏、英CanonicalのMark Shuttleworth氏らが名を連ねている。
Open Source for America
http://www.opensourceforamerica.org/