米政府開発EHRソフトウェアの商用版がオープンソースに、電子カルテの導入進むか?

 ヘルスケア関連ソフトウェアを提供する米Document Storage Systems(DSS)は1月7日(米国時間)、医療健康電子記録(EHR)ソフトウェア「VistA」の商用版である「vxVistA」をオープンソースとして公開することを発表した。これにより、医療機関のEHR導入促進を狙う。

 VistAは、米復員軍人局(VA)が開発したヘルスケア管理システム。vxVistAは、DSSがVistAのコア機能に100以上の強化を施した商用版フレームワークで、VistAソフトウェア最大手といわれている。

 DSSは今回、vxVistAをEclipse Public Licenseの下で公開する。これにより、民間セクターはVistAを短期間に導入でき、高品質なEHRを提供できるとしている。

 DSSはまた、ヘルスケアとITとのコラボレーションを目的とした非営利団体、Open Health Tools Foundationに参加することも発表した。

米DSS
http://www.docstorsys.com