ODF 1.2をサポートするODF用Java API「ODFDOM 0.7」が公開

 米Sun MicrosystemsのOpenOffice.org開発チームは7月22日、OpenDocument Format(ODF)用Java APIの最新版「ODFDOM 0.7」を発表した。「ODF 1.2」をいち早くサポートし、ユーザビリティを改善した。

 ODFDOMは、ODFドキュメントの作成、アクセス、操作を行うJava API。ODFに関する専門知識がなくても容易にODFファイルを扱うことを目的としたライブラリで、Sun支援の下で開発が進んでいる。

 最新版では、先週発表されたばかりの最新仕様であるODF 1.2のコミュニティドラフトをサポート、同仕様が提供するすべてのXML要素と属性向けのクラスを備えた。RelaxNGスキーマを利用、ODFの仕様変更に容易に応じることができるという。ユーザービリティでは、要素に対し子要素を作成できるメソッドを持たせる、などによりDOMの操作が改善したという。

 最新版より、ビルド環境を「Apache Ant」から「Apache Maven」に移行した。これにより、モジュラー化を促進、コード生成を新プロジェクトに移行しソース構造を簡素化したという。

 ODFDOMはApache License 2の下で公開、ODF Toolkitのプロジェクトページよりダウンロードできる。

ODFDOMプロジェクトページ
http://odftoolkit.org/projects/odfdom