ASF、リポジトリ管理「Apache Archiva 1.2」リリース

 Apache Archiva開発チームは3月25日、オープンソースのリポジトリ管理ソフトウェア「Apache Archiva 1.2」をリリースした。アーティファクトの管理機能を強化したもので、Apache Maven、Continuum、Antなどとの組み合わせに最適としている。

 Archivaはビルドアーティファクトのリポジトリ管理ソフトウェア。リモートリポジトリプロキシー、セキュリティ評価管理、リポジトリのデリバリ/ブラウジング/レポーティングなどの機能を提供する。中でもリモートリポジトリプロキシー機能では、アーティファクトをキャッシュすることでビルドの性能を強化できるという。Mavenなどのビルド管理ソフトウェアと併用して、ビルドのリポジトリを効果的に管理できる。

 最新版では、xml-rpc検索、EclipseからMavenを利用するためのEclipseプラグインm2eclipseの対応、Web管理画面からのアーティファクト削除、デフォルトデコレータへのアーティファクト検索ボックスの追加、の4つの機能が新たに加わった。

 このほか、検索結果の表示やユーザービリティなどで検索を強化したほか、バグを修正し、wagon 1.0-beta-5にアップグレード、テンプレートとスタイルシートも一新した。

 Linux、Mac OS X、Solaris、Windowsに対応、利用にはJDK 1.4以上が必要となる。最新版は、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

Apache Archiva
http://archiva.apache.org

「Apache Archiva 1.2」ダウンロード
http://archiva.apache.org/download.html