RubyベースのJavaアプリ用ビルドシステム「Apache Buildr 1.3.4」
Apache Software Foundation(ASF)の開発チームは4月29日、Javaアプリケーション向けのビルドシステム「Apache Buildr 1.3.4」をリリースした。Apache BuildrプロジェクトがASFのトップレベルプロジェクトとなって初のリリースとなる。
Apache Buildrは、シンプルで直感的に使えるJavaベースアプリケーション向けビルドシステム。「Scala」「Groovy」など、多数のJVM言語とツールをサポートした。Rubyのビルドシステムをベースとし、スクリプト言語にRubyを利用した。
Mavenと同じファイルレイアウト、アーティファクト仕様、ローカル/リモートレポジトリを利用しており、「Maven 2.0」ユーザーは容易に移行できるという。「Cobertura」「Emma」「JUnit」「JBehave」「JMock」などの技術もサポートしている。
最新版では、バージョン管理システム「Git」をサポートした。Scalaサポートを強化し、アーティファクトJarファイルにソースコードをダウンロードするタスク「artifacts:sources」が加わった。「Rake 0.8.4」「Net-SSH 2.0.11」「RSpec 1.2.2」「JRuby 1.1.6」など最新技術に対応し、約20のバグも修正されている。
Buildr 1.3.4はASFのプロジェクトページより入手できる。
Apahce Buildr
http://buildr.apache.org