アイログがJavaベース可視化ツール新版をリリース 初のEclipse完全統合

 アイログ(本社:東京都千代田区)は2009年4月17日、可視化アプリケーションの開発ができるツールの新版「IBM ILOG JViews 8.5」の提供を開始した。管理・監視アプリケーションの開発を容易にするJavaベースのエンタープライズ向けグラフィクス開発ツールで、新たにEclipseと統合した。

 「IBM ILOG JViews」は大規模な産業用モニタリングシステムやWebを活用した道路交通情報システムなど、ハイエンドの可視化アプリケーションに対応したGUIコンポーネント群。RIAとデスクトップの両方の開発を支援。BPM(ビジネスプロセス管理)モデルを含めたダイアグラム、ダッシュボード、地図、自動レイアウト可能なチャート、ガントチャートなどに利用できる。

 最新版では、カナダICESoftのAjaxライブラリ「ICEFaces」や、Apache Trinidad、JBoss Rich Faces Ajax、Faceletsなど、主要なAjaxフレームワークとシームレスに統合。また、Eclipseライブラリの「IBM ILOG JViews Graph Layout for Eclipse」を加えた7製品にラインアップを強化した。Graph Layout for Eclipseは、Eclipse環境内で直接グラフのモデリングができる。

 各製品の価格(税別)は、ダイアグラム作成の「Diagrammer」が70万円から。チャート作成の「Charts」が35万円から。ガントチャート作成の「Gantt」が70万円から。地図作成の「Maps」が70万円から。防衛分野に特化した地図作成の「Maps for Defense」が280万円から。テレコム用インタフェース作成の「TGO」が140万円から。「Graph Layout for Eclipse」が70万円から。

製品情報
http://www.ilog.co.jp/product/visu/

アイログ
http://www.ilog.co.jp/