Bacula、バックアップツール「Bacula Enterprise Edition 4.0」を発表

 バックアップソフトベンダーのスイスBacula Systemsは9月14日、バックアップツール「Bacula Enterprise Edition 4.0」を発表した。Webベースの管理画面が導入され、使いやすさを改善した。

 Baculaはファイルレベルでのデデュプリケーション、クラスタ環境に対応した高可用性などを特徴とするバックアップ/復旧ソフトウェア。テープとディスクの両メディアに対応し、MySQLとPostgreSQLとの互換性がある。商用版のほかGPL v2で公開されているオープンソース版がリリースされている。2010年に最新版を公開以来、オープンソース版のダウンロード数は133万回に達したという。対応OSはLinux、UNIX、Windows、Mac OS X。

 Bacula Enterprise Edition 4.0ではWebベースの管理画面「BWeb Enterprise Management Center」が導入された。ジョブ管理、モニタリング、分析、統計などのデータを視覚的に表示し、複数のデータセンターを管理できる。

 マルチスレッドとモジュラーアーキテクチャを特徴とし、1000台規模のサーバー/クライアントに対応するなど、拡張性も強化されている。「Microsoft Visual SourceSafe(VSS)」機能を強化し、Windowsプラグインも多数用意した。

 エンタープライズ版はサブスクリプション形式となり、価格はスタンダード版で年間3900ユーロから。サポート期間は4年となる。Baculaは同日、中小規模企業向けの「Lite」エディションを設けることも発表している。

スイスBacula Systems
http://www.baculasystems.com/