Linux Foundation、デバイスドライバのクローズドソース化を批判
Linux推進団体のLinux Foundationは6月23日(米国時間)、Linuxベンダーによるプロプライエタリなデバイスドライバ開発に対しオープン化を求める声明文を発表した。声明文には150名以上の賛同者の署名が添えられている。
一部ハードウェアベンダーによるドライバ、セキュリティ、ファイルシステムなどのカーネルモジュールのクローズドソース化に異議を唱えるもの。Linuxは最も多くのハードウェアデバイスをサポートするOSだが、ドライバのバイナリインターフェイスはハードウェアベンダーが開発しており、ソースコードが公開されていないものもある。
Linux Foundationでは、このような動きはLinuxユーザー、企業、Linuxのエコシステムにとって不利益なものであり、「有害かつのぞましくないものだ」と記している。また、Linux開発モデルのオープン性、安定性、柔軟性、保守性を打ち消すもので、Linuxコミュニティの専門知識を閉鎖するものだとも述べている。
Linux Foundation
https://www.linuxfoundation.org