100ドルノートPC:OLPCがゲーム開発コンテストを開催
途上国のすべての子供たちにパソコンを配布することを目指す非営利団体のOLPC(One Laptop per Child)は24日(米国時間)、教育向け100ドルノートパソコン「XO」用のゲームソフト開発イベントを6月に開催すると発表した。
「Game Jam」と名付けたゲームソフト開発イベントは、6月8日から3日間、米マサチューセッツ州ニーダムのオーリン大学で開催。ゲーム開発者、教育者、作家、音楽家ら総勢100人が集まって、昼夜通して開発を行う。優勝チームには、XOが1台と08年の「ゲーム開発者会議」(GDC)の無料パスが贈られる。
XOは、低価格の教育用ノートパソコンで、米AMDなどの協力で開発し、現在、数カ国で実地テスト中。各国の政府から注文を受け付けて本格量産に入る計画だ。堅牢、低消費電力のほか、無線で数珠つなぎにインターネットに接続できる「メッシュ・ネットワーキング」などの特徴を持っている。
OLPCは、XOで使うソフトは、オープンソースソフトとしてだれもが自由に使えるようにしたい考えで、イベントで開発したゲームもオープンなライセンスの下で無料公開する。【高森 郁哉/Infostand】
OLPC ゲーム・ジャム
http://hackronym.com/olpc/gamejam/