NPX-9000 UMPC、安価だが力不足

 安価なノートパソコン、つまりミニノート、あるいは超軽量ノートが人気を集めている。現在の安さの極みは7月にCarapelliが65ポンド(およそ1万1000円)という価格で華々しく発表したNPX-9000だろう。同社のWebサイトにはまだ掲載されていないが、このほど製造工場から最初のロットを入手し、仕様や性能を確認した。それは「値段に見合った製品」を超えるものではなかった。

行方不明のノートPCをAdeonaで追跡する

 最新型のノートPCを見ると、たいていはケンジントン・セキュリティスロットが側面か背面にある。これは盗難防止用のワイヤーを通すためのスロットだ。このセキュリティ対策の難点は、(a)泥棒がケーブルを無理に引きちぎろうとしてノートPCを壊しかねないこと、(b)別売りのケーブルを買ってこなければならないこと。これに替わる盗難対策として、フリーソフトウェア・ユーティリティ Adeona がある。盗難は阻止できないが、盗まれたノートPCを追跡し、警察の力を借りて取り戻すのに役立つツールだ。

デルが初のミニノート「Inspiron Mini 9」発売、Ubuntu搭載モデルも用意

 デル(本社:川崎市)は2008年9月5日、同社として初のミニノートPC「Inspiron Mini 9」を発売した。インテルのAtomプロセッサを採用し、OSは、Windows XPのほかに、Dellカスタマイズ版のUbuntu 8.04モデルを用意した。国内でLinuxを採用したAtom搭載ミニノートは初めて。Ubuntu搭載モデルは9月下旬出荷の予定。

米Gartner、100ドルノートPC実現には最低3年が必要

 米Gartnerは7月28日(米国時間)、100ドルノートPCの実現には少なくとも3年が必要という見解を示した。今後2~3年で10~15%の価格減は可能だが、価格にフォーカスしすぎると他の問題を見過ごしてしまうと警告する。だが、ミニノートPCそのものは、教育用途以外にもコンシューマ、ビジネス分野で高い可能性を秘めているという。

Asus Eee PC用の便利なツール

 Linuxベースの超低価格ノートPCであるAsus Eee PCには意欲的なユーザコミュニティがあって、短期間のうちにEee PC向けの素晴らしい調整用ツールがいくつか誕生した。EeeUserフォーラムにはEee PCの正式発売開始後たった数週間で、最初の調整用ユーティリティが登場し始めた。小さなEee PCをカスタマイズして作業効率を上げるのに役立つツールは、現在では幅広い選択肢の中から選ぶことができる。

ログ・ファイルをRAMに置いてシステム・パフォーマンスを改善する方法

 コンピューターの動作中はシステム・ログをRAMに置き、シャットダウン時にディスクにコピーするようにすれば、システムログ機能のあるノートパソコンあるいはモバイル機器のバッテリーやフラッシュ・ドライブの寿命を延ばすことができるだろう。その上、デーモンが突然30秒ごとにメッセージをsyslogに送り始め、ハードディスクが休まず回転し続けてバッテリーを浪費するといった状況に陥りにくくもなる。 Ramlog は、それを実現しようというプロジェクトだ。

ユニットコム、5万9980円のノートPC、15.4型液晶搭載機をバーゲン限定で

 ユニットコム(大野三規社長)は、オリジナルブランドノートパソコン「LesanceNB XPH/QU614IW-TypeS」を7月12日に発売した。同社開催のサマーバーゲンセールの限定モデルで、パソコン専門店「パソコン工房」「TWOTOP」「Faith」の各店舗とオンラインショップで販売する。価格は5万9980円。

Eee PC高機能モデル、8.9型ワイド液晶と12GBのSSDに8.3時間駆動で5万9800円

 ASUSTeK Computer(ASUS)は7月12日、EeePCの新モデル「Eee PC 901-X」を発売した。実勢価格は5万9800円前後の見込み。小型ノートPCの新たなトレンドを生み出したEee PCの最新モデルで、SSD(ソリッド・ステート・ディスク)を3倍増の12GBとしたのに加え、液晶サイズも8.9型ワイドに拡大、バッテリー駆動時間も8.3時間になり大幅にパワーアップした。