100ドル・ノート機:米EAがゲームを無料提供

 米Electronic Arts(EA)は11月8日(米国時間)、米国のOLPC(One Laptop per Child)が開発途上国の子供に送るノートパソコンに、ゲームソフトの「シムシティ」を無料提供すると発表した。OLPCは途上国の教育現場でもパソコンを活用できるようにするプロジェクトで、EAも協力する。

 シムシティは、大ヒット・シリーズの第1作(89年発売)で、市長になったつもりで街づくりを楽しめる。ノート機にゲームも入れることで、子供の興味を引きつけると期待している。シムシティは先進国の教育機関でも授業に活用されており、社会学習に役立つと強調している。

 EAは11月中に、シリーズ最新作の「シムシティ・ソサエティーズ」を発売予定。そのための話題づくり、という面もありそうだ。将来的には同社の顧客になり得る途上国の子供を、自社製品に親しませるメリットもある。【南 優人/Infostand】

OLPC
http://www.laptop.org/

シムシティ・ソサエティーズ
http://simcity.ea.com/