ストレージの暗号化をクロスプラットフォームGUIで実現するTrueCrypt 5.0

 クロスプラットフォームな暗号化アプリケーション TrueCrypt のバージョン5.0が先月TrueCrypt Foundationよりリリースされた。TrueCrypt 5.0には待望のLinux用GUIをはじめとして、Mac OS Xポート、XTSモード、Windows上のシステムパーティション/システムドライブの暗号化、SHA-512ハッシュアルゴリズムの追加など、多数の改善点がある。

Windows Vista:一括修正プログラム「SP1」を配布

 米Microsoftは3月19日(米国時間)、Windows Vistaの総合的な修正プログラム「Service Pack 1」(SP1)の配布を開始した。MicrosoftのOSは、数年おきに問題点の総点検を実施するのが恒例になっており、Vistaも店頭販売の開始から約1年が経過したタイミングで、一括修正を実施する。日本語版のダウンロードも始まった。

WindowsとLinuxでアーカイブファイルを使用できるPeaZip

 WindowsとLinuxの両方で動作し、グラフィカルインタフェースを備え、オープンソースソフトウェアとしてライセンスされるアーカイブプログラムを探しているなら、すべての条件を満たすものはただ1つ、 PeaZip しかない。PeaZipは、アーカイブ作成、圧縮、暗号化、およびそれに関連する機能を提供する複数のツールのグラフィカルなフロントエンドとして機能するプログラムである。

米Microsoft、企業向け製品のAPIを公開、互換ソフト開発を自由化

 米Microsoftは2008年2月21日(米国時間)、企業向け製品のAPIおよびコミュニケーションプロトコルに関する技術文書を公開すると発表した。また、これらを利用してオープンソース開発者が、新たなソフトやサービスを開発・非商用目的で配布する場合、これを訴えることはしないと約束した。4つの「相互運用性の原則」に基づくもの。

SeamlessRDPでXPとLinuxをシームレスに統合

 最近は1台のマシンにLinuxとWindowsをインストールするにしてもいろいろな方法がある。それぞれのオペレーティングシステムを別々のディスクパーティションに置き、共通のパーティションでファイルを共有する従来のデュアルブートシステムもあれば、Wineのように、Linuxシステム内にWindowsアプリケーションをインストールするエミュレータを利用する手もある。また、VMwareなどが提供している仮想化プログラムは双方のオペレーティングシステムを同時に使えるという点でより理想的なソリューションに近いが、ホスト側とゲスト側の各システムが固定されていて、ゲスト側システムはウィンドウ内でしか表示できない。だが、VMware Serverをいくつかのフリーソフトウェアと組み合わせれば、Linuxシステム上のコンソールウィンドウ内に制限されることなく、Windows XPをLinux環境と完全に統合された形で動かすことができる。

OLPCのXOラップトップでLinuxとWindowsのデュアルブート?

 One Laptop Per Child(OLPC)プロジェクトがXOラップトップのデュアルブート化に向けてMicrosoftと協力しているという1月9日朝のニュースは、OLPC支持者の多くに衝撃を与えた。ComputerWorldの記事に引用されているNicholas Negroponte氏の言葉は次のとおり。「我々はMicrosoftと密な連携をとってデュアルブートシステムの開発を進めている。Appleのマシンのように、2つのOSのどちらでもブートできるようにするためだ。XOでWindowsを起動して実行するこのバージョンは非常に高速で、かなりの大成功といえる。我々はOSのデュアル化に相当な力を入れて取り組んでいる」

シマンテック、Leopard対応のMac用ウイルス対策ソフト

 シマンテック(木村裕之社長)は12月21日、Mac OS X 10.5 Leopardに対応するウイルス対策ソフト「ノートン・アンチウィルス 11.0 for Mac」を08年1月25日に発売すると発表した。なお、ダウンロード版は同日から直販サイトの「シマンテックストア」で先行販売を開始した。直販価格は、パッケージ版が1万290円、ダウンロード版が6195円。

UbuntuとWindowsベースのネットワークの統合はもっと簡単になるべきだ

 私は約6年前からフリーソフトウェアを使用し唱道してきた。学生だったときやその後フリーランスの記者をしていたときには、職場の環境を移行することなど単純なことだと思っていた――同種のプログラムの対応表を作成して、適切な時間をかけて、職場で働くスタッフ全員の環境を移行させれば良いだけだ。しかしこの数週間Windowsをベースとした職場にある自分のデスクトップPCでUbuntu Gutsyを使おうと思って試してみたところ、ほとんどのものは問題なく動いているとは言え、実際に移行しようとしてみると期待していたようなシームレスな統合とは程遠いということが分かった。

マイクロソフト、MCPでWindows Server 2008対応新資格の日本語試験

 マイクロソフトは12月13日、IT技術者対象の技術的認定資格制度「マイクロソフト認定資格プログラム(MCP)」で、次期サーバーオペレーティングシステム「Windows Server 2008」に対応した新資格の日本語試験を開始すると発表した。同時に期間限定の割引きキャンペーン「Windows Server 2008 スタート ダッシュキャンペーン」も開始する。