日本HP、物理サーバと仮想環境を並列に扱える統合管理ソフト

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2008年6月5日、物理サーバ/ストレージと仮想環境を並列に扱える統合管理ソフト「HP Insight Dynamics-VSE(HP ID-VSE)」を発売した。価格は、WindowsやLinuxが稼働する「HP ProLiant」サーバ向けライセンスが1サーバ15万7500円から。HP-UXが稼働する「HP Integrity」向けライセンスが1プロセッサコア10万5000円から。

Windowsと戦うことの危険――Famelixの場合

 GNU/Linuxデスクトップには、どれだけWindowsに似せるべきかという問題がついてまわる。普通は、新しいユーザにも馴染みのある外見を持たせるべきか、あくまでも論理性を最優先にして開発を進めるべきか、という観点から激論が戦わされるが、最近、ブラジルで Famelix というディストリビューションの身の上にやや毛色の変わった出来事があった。どうやら、外見をWindowsに似せ、性能でそれを凌駕することにも危険がつきまとう。その危険とは、著作権侵害の汚名と、Windows大好き経営陣による方針の転換である。

イーフロンティア、更新料0円のセキュリティソフト、3台のPCで使用可能

 イーフロンティア(安藤健一社長)は、更新料0円の統合セキュリティソフト「ウイルスキラーゼロ インターネットセキュリティ」シリーズで、1本で3台のPCにインストール可能な「3台用」と、6台のPCにインストール可能な「6台用」の2タイトルを6月20日に発売する。価格は「3台用」が4494円、「6台用」が6090円。

WindowsとLinux 仮想化を使わない共存

 Linuxは完備された環境だが、仕事上Windowsアプリケーションを必要とすることもある。そのような場合、デュアルブートにして2つのオペレーティング・システムを切り替える、あるいはLinux上の仮想環境でWindowsを動かすという方法がある。しかし、プロセッサやRAMを大量に必要とするビデオ編集やゲームなどでは、残念ながら仮想環境のゲストOSはほとんど使い物にならない。そこで登場するのが andLinux と名付けられたUbuntuベースのディストリビューションだ。これを利用すると、LinuxとWindowsがこれまでになく高いレベルで共存することができる。

Ubuntuだけが生き残ったPwn to Ownコンテスト

 今年も、自称クラッカーたちがCanSecWestカンファレンスで3台のノートPC(それぞれOS X、Ubuntu、Vistaが稼働)を標的として技を競い合った。先週、カナダのバンクーバーで3日間にわたって開かれたこのセキュリティ・カンファレンスは、Mac OS X LeopardとVistaの両マシンのセキュリティが破られるのを尻目に、Ubuntuマシンだけがクラッキングされずに残るという形で幕切れを迎えた。