Windows Vista:一括修正プログラム「SP1」を配布

 米Microsoftは3月19日(米国時間)、Windows Vistaの総合的な修正プログラム「Service Pack 1」(SP1)の配布を開始した。MicrosoftのOSは、数年おきに問題点の総点検を実施するのが恒例になっており、Vistaも店頭販売の開始から約1年が経過したタイミングで、一括修正を実施する。日本語版のダウンロードも始まった。

 SP1は、セキュリティ上の諸問題を修正するほか、システムの安定性を高める。ファイルのコピーの速度が25~50%アップするなど、性能も向上するという。

 スタートメニューで「Windows Update」を選択すれば、ダウンロードできる。自動更新機能を利用している場合は、4月中旬に全自動で更新される。店頭に並ぶパソコンも順次、修正済みの製品に切り替わる。

 多くの企業は、Vistaの不具合の修正が一段落するのを待って導入を手控えている。SP1の発表を機に、採用が進む可能性がある。【南 優人/Infostand】

Windows Vista SP1 http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/sp1/default.mspx