米Citrix「XenDesktop」の提供を開始、アプライアンスプログラムも発表

 米Cirtixは5月20日、デスクトップ仮想化ソフトウェア「XenDesktop」の提供開始を発表した。同時に、デスクトップ仮想化を容易に導入できるアプライアンスプログラム「Desktop Appliance Partner Program」、拠点にオンデマンドでデスクトップとアプリケーションを配信するソリューション「Citrix Branch Repeater」なども発表、デスクトップ仮想化戦略を進めた。

 XenDesktopは、同社が2007年に買収したオープンソース仮想化ベンダーXenSourceの技術をベースにし、ハイパーバイザー技術「Xen」上でWindowsを動かすデスクトップ仮想化ソフト。

 製品体系としては、無償版の「Express Edition」(最大10ユーザーまで)、エントリレベルの「Standard Edition」、デスクトッププロビジョニング機能を持つ「Advanced Edition」、XenAppアプリケーション配信をサポートした「Enterprise Edition」、最適化、セキュリティ、モニタリング、エンドユーザーサポートなどを含むハイエンドの「Platinum Edition」の5つのエディションとなる。予想価格は、Platinumが1ユーザー395ドル。

 Desktop Appliance Partner Programは、デスクトップ仮想化を導入、管理する単機能サーバー向け認定プログラム。XenDesktopを利用したデスクトップ仮想化技術を容易かつ低リスクに導入できるという。米Hewlett-Packard、米Dellなどのハードウェアベンダーが参加している。

 Branch Repeaterは、遠隔にある拠点などのオフィスにXenDesktopとXenAppを配信するソリューション。エンドユーザーの端末にXenDesktopとXenAppの各クライアントソフトをインストールすることで、いつでもどこでも仮想化を利用できるという。

米Citrix
http://www.citrix.com