日本IBM、最新Cellプロセッサ搭載のHPC用ブレードサーバ

 日本IBMは2008年5月14日、Cellアーキテクチャを採用したプロセッサ「IBM PowerXCell 8i」を搭載したエンタープライズ向けHPC用ブレードサーバ「BM BladeCenter QS22」を発表した。最小構成価格は138万6000円から。医療やデジタルコンテンツなどの高解像度画像処理や学術研究、金融計算など、大規模集中計算が必要な用途を想定している。出荷開始は6月6日。

Shuttleworth氏、Ubuntu 8.04リリースのカウントダウンを開始

 Ubuntuファンにとって次の記念日は4月24日である。この日、Ubuntu 8.04 LTS (Long Term Support) がリリースされる。開発元の英CanonicalのCEO、Mark Shuttleworth氏はUbuntuの次期バージョンが予定どおりリリースされ、エンタープライズ、デスクトップ、インターネットの各ユーザーに少なからぬものを提供すると確約した。

米IBM、「System i」と「System p」を統合した最新ライン「Power Systems」を発表

 米IBMは4月2日(米国時間)、AIXサーバー「IBM System p」と独自OSベースの「IBM System i」の2つのサーバー製品ラインを統合し、「IBM Power Systems」として展開することを発表した。併せて自社OSの「i5/OS」の名称を「i」に変更、最新サーバーラインはLinux、UNIX、iの3つのエディションを用意する。

管理作業の大幅な簡単化が果たされたEZblue Linuxサーバ

 EZblue Business Serverの開発元であるEZblue Softwareは、「組み込み型のファイルサーバ、プリントサーバ、Webサーバ、メールサーバその他を包括的に統合したLinuxサーバ」という口上での売り込みを行っているが、これはたいていのディストリビューションで使われている謳い文句でもある。もっともEZblueがメインのターゲットとしているのは、デスクトップおよびラップトップにてWindowsを使っている中小企業(SMB:Small and Medium Businesses)であり、そのための専用ツールとして、「Windows XP、2000、98SEユーザによるEZblueサーバ上のファイル/フォルダへの高速かつ簡単なアクセスを可能にする」 Magellan Desktop というWindows用のプロプライエタリ系アプリケーションが提供されている。実際、EZblueの特長は簡単かつ効果的な設定が可能なことであり、例えば管理者によるサーバのセットアップとマネージメントは、操作性に優れたGUIとウィザードを用いることで理路整然と進められるようになっている。

NEC、オフコン資産を継承できるIAサーバ「Express5800/600」にクアッドコア搭載モデルなど

 NECは2008年2月25日、オフコンのアプリケーション資産を継続活用できるIAサーバ「Express5800/600」シリーズのラインアップを一新、クアッドコアXeon搭載など計8モデルの出荷を開始した。価格は、クアッドコアXeon搭載のハイエンドモデル「Express5800/690xi」が4958万円から。

デル、短期間で導入可能なアクセスログ監査ツール付きサーバー

 デル(ジム・メリット社長)と網屋(伊藤整一社長)は2月14日、セキュリティ管理ソリューションの提供について提携することを発表した。今回の提携により、網屋のサーバーアクセスログ監査ツール「ALogコンバータ」をデルの業界標準x86系サーバー「PowerEdge」にプリインストールした「PowerEdge + ALogコンバータ プリインストール・モデル」を同日より発売する。税別価格は185万円から。

特集:システム管理 トラブルシューティングを目的としたApacheログ設定の調整法

 Apache Webサーバ(以下Apache)には強力なログインフレームワークが付属しており、デフォルト設定下のApacheでは、エラーに関するすべての情報がエラーログ、アクセスに関するすべての情報がアクセスログに記録されるようになっている。こうしたデフォルトレベルのログ情報でもトラフィックパターンの解析やエラーに関する基本情報の収集には充分であろうが、トラブルシューティングとなると不充分なこともある。いずれにせよ、利用可能なすべてのログ機能を把握しておくことは、Apache上でホストするアプリケーションやWebサーバのトラブルシューティングに役立つはずだ。

ストラタス、「VMware」サポートの無停止型サーバー4製品

 日本ストラタステクノロジー(ストラタス、長井正利社長)は1月24日、ヴイエムウェア(三木泰雄社長)の仮想化ソフト「VMware Infrastructure 3(VI3)」をサポートした第4世代無停止型サーバー2モデル4製品を2月に発売すると発表した。サーバー販売だけでなく、導入支援やマイグレーションサービス、保守も合わせて販売する。