NEC、オフコン資産を継承できるIAサーバ「Express5800/600」にクアッドコア搭載モデルなど

 NECは2008年2月25日、オフコンのアプリケーション資産を継続活用できるIAサーバ「Express5800/600」シリーズのラインアップを一新、クアッドコアXeon搭載など計8モデルの出荷を開始した。価格は、クアッドコアXeon搭載のハイエンドモデル「Express5800/690xi」が4958万円から。

 オフコン環境をエミュレートするミドルウェア「A-VX01 R5.0」を搭載した基幹業務サーバ。最新版R5.0では、ログオン連続試行回数の制限やパスワードの有効期限設定などでセキュリティ機能を強化した。また、同社のシンクライアント製品「US110」「US60」に対応する。搭載OSはWindows Server 2003。

 ハイエンドモデル「690xi」は、Xeon E5345(2.33GHz)2基の構成で、メモリーは4GB。ミッドレンジモデルはXeon E5335(2GHz)2基の「680xi」と1基の「670xi」がある。クアッドコア搭載でシステム性能を従来機種比最大60%向上するとともに、消費電力を最大約50%削減した。

 また、デュアルコアXeon搭載の「650xi」と「640xi」、Pentium 4またはCeleron搭載の「620xi」「620xi-s」「620xi-st」も最新CPUの採用などで高速化した。Celeron D341(2.93GHz)搭載のエントリーモデル「620xi-st」は55万円から。【鴨沢 浅葱/Infostand】

NEC
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